6/22/2016

【トルコ料理レシピ / ひき肉料理】 アナル クズル(お母さんと娘達)_イチリキョフテのスープ

ここでは、ひよこ豆・レモン入りのレシピを紹介します。

地方や家庭によっては、
ひよこ豆が入っていないバージョンやレモンは後添えで供出する、など。

様々なパターンがありますので、お好みの味を見付けて下さい。



【材料】


※キョフテの外生地

・牛または羊のひき肉    300g
 (できれば脂のない、赤身のひき肉がお勧め。)
・キョフテ用ブルグル     500~550g 
・卵                1個
・ビベルサルチャス     60g
・薄力粉            20~30g
・クミヨン            3~6g
・塩               2~3g
・水                適量、生地中のブルグルが纏まる程度
 

※詰め物

・牛または羊のひき肉    500g
 (できれば脂のない、赤身のひき肉がお勧め。)
・玉ねぎ            500g
・ビベルサルチャス            30g
・プルビベル          10g
・バター             300g(マーガリンと半々で300gにしても可)
・塩               5g 


※スープ

・ひよこ豆(ボイル済み)  120g~140g(お好みで)
・バター            30g
・玉ねぎ            中2個
・ビベルサルチャス     60g
・ドマテスサルチャス     60g
・レモン汁           1個分
・ドライミント          3g(スペアミントを使用してください。)
・プルビベル          10g
・塩               適量
・スープストック        ビーフブイヨン・チキンブイヨン、市販・自家製、どちらでも可
 (ひき肉から十分なお出汁が出ます。スープストックと水を半々程度に使い、
 程良い水分量になる様、調整してください。)


【作り方】
まず始めに、キョフテの詰め物から用意しましょう。 


※詰め物
①脂のないひき肉を大きめのフライパンに広げ、弱火で水分が抜けるまで良く炒める。
②バターとみじん切りにした玉ねぎと塩を①へ加える。
  弱火~中火で焦げないように時間を掛けて炒める。 
③②の水分が飛び玉ねぎが透明になったら、プルビベルとビベルサルチャスを加える。
  この時点で塩分が薄い様だったら、お好みで塩(分量外)を加える。
④③の火を止めて胡椒を加え、大きなバットへひき肉を移す。
  肉汁が均一になる様に調整しながら広げるのがコツ。
⑤④が室温程度まで冷めて来たら、冷蔵庫に入れてひき肉を良く冷やしておく。
⑥キョフテ作成時、端の方からスプーンでひき肉を少しずつ取り分けること。

※ キョフテの外生地
⑦ボウルにブルグル・ビベルサルチャス・クミヨン・塩を入れて混ぜ合わせたら、
  ごく少量ずつ水を加え、ブルグルがしっとりする程度に纏める。 
  ボウルに蓋をして15分~20分間、生地を休ませる。
  この時、ブルグルが生地中の水分を吸収してくれます。
⑧ブルグルが吸水したら再度、100ml程度の水を様子を見ながら加え、良く混ぜる。
  ブルグルが十分に柔らかくなったら、ひき肉を加えて練り込んでいく。
⑨ ひき肉とブルグルが十分に混ざったら、卵を割り入れ、小麦粉を少しずつ加えていく。
   また、必要あらば少量の水を加え、練り込みを続ける。
⑩ 生地がペースト状になるまで、練り込んでください。
⑪手元の生地が楽に薄く伸ばせる状態が完成。(作成者の感覚にお任せします。)
⑫お母さんのキョフテ
  くるみ大の生地を左手に取り、右手の人差し指を生地に入れて回しながら、
  薄く丸い球状の生地を作る。
  冷やしていたひき肉を大匙1杯程度、中に詰める。
  手水を取り、丸い球状に成形する。
⑬娘のキョフテ
   ひよこ豆大の生地を球状に丸める。

※スープ (★スープストックを自家作成される方は下記を参照下さい。)
⑭みじん切りにした玉ねぎをバターで炒める。
⑮⑭へビベルサルチャス・ドマテスサルチャスを加え、ゆっくりと炒め続ける。
  ここで茹でたひよこ豆を加える。
⑯スープストックと水を500mlずつ注ぎ、⑮のサルチャが溶け切るまで良くかき混ぜる。
  このタイミングでさらっとしたスープ状にするのか、とろっとした煮込み状にするのか、
  スープの量・塩加減をお好みで調整のこと。
  キョフテを入れるとブルグルがある程度の水分を吸うので、
  水分が1~2割程度減ることを考慮して全体量を決めてください。
⑰ スープが沸騰したら、大小のキョフテを中に入れ、更に加熱する。
   再沸騰を待ち、キョフテが浮いたら、生地に火が通ったと言う証拠です。
⑱キョフテに火を通している間に、フライパンでバター15g(分量外)を溶かし、
  プルビベルとドライミントを泡立ったバターの中に入れ、火を止める。
⑲⑰が熱々のうちに素早くスープを盛り付け、⑱を回しかけて供出する。

 ★スープストックを自家作成する場合
深めの鍋に牛骨または羊骨を3~4本、甘長唐辛子1本、玉ねぎ中1個、ひたひたになる程度の水と塩二つまみ程度を加え、
灰汁を取りながら沸騰させてスープストックを取る。
粗熱たら、濾して料理に使用する。

イチリキョフテ系の料理は作成時、とてもとても手が掛るもの。
疲労度の割には一瞬で消えてしまう、儚い食べ物だと割り切りましょう。
(割り切れない部分も多々、あるけども。笑)

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